株式会社オザワンの「抜型・刃型 設計製作」製品をご紹介致します。
火造り型
火を使って鋼を自在に操ることから生まれた「火造り」。
日本刀を作るのと同じく、伝統的な製法によって手作業で型を曲げ、溶接、刃付け、焼き入れ等を行う。
複雑な形状を得意とし、砥ぎ直しやメンテがしやすく、丈夫で鋭く長持ち。
上抜き(鉄砲式)と呼ばれる、裁断品が詰まることのない形状も可能。
“火造りの真骨頂 究極の美学を彫る”
(株)オザワンの火造り職人のインタビューをご紹介
スウェーデン鋼型
字の如くスウェーデンから来た刃材を使用した抜き型。
規格刃材を形状に合わせ、ステー(フラットバー)等によってホールドする。
精度は劣るものの、短納期に対応しやすく、小ロット向け、プレスを問わず、刃材高さはh19、32、50から3種類。
安価な為、研ぎ直しや修理は費用対効果が期待できない場合も。
ビク型・トムソン型
歴史の違いにより関東ではビク型、関西ではトムソン型と呼びやすい。
基本的にはベニヤ合板に刃材がホールドされている型を指す。
紙器業界では0.7×23.6等の刃材が主流。
重工業系では刃材の厚みや高さが増える傾向に。
CADやレーザーカットの普及によって精度が向上、多面取りや量産にも向いている。
三次元ノコ刃型(1社1技術認定)
火造りと工程は類似するが、刃付けの時点でギザギザに加工するため、「ノコバ」と名付けられた。
通常の平刃がカッターのようにプレスまたはスライドしてカットするのに対して、ノコ刃は突き刺して切り抜く。
この為、受けを簡易化でき、高低差のある三次元形状にも相性よし。
特許をとらなかったがこの分野ではパイオニア。
1社1技術認定「三次元ノコ刃」
真空成形同時トリム型の裁断工程をご紹介
金型・オスメス型
オス側の凸パンチ、メス側の凹ダイでプレスする抜き型。
ガイドポストを使用して噛み合わせを固定し、カスを落とし込めるので、自動化との相性がよい。
刃型に比べると量産向けで高価。
ワークの厚さ硬さに対応しやすく、綿密な設計を必要とする為、納期もかかりやすい。
彫刻・腐食刃型
土台となる鋼板をNCによって削り込み、刃を立てた刃型。
高い精度と角際の美しい仕上がりを実現し、職人の手仕上げを必要としない。
シールやフィルム等のハーフカットに最適。
高い品質を誇るが、プレスは専用機を必要とし、メンテがしにくい。
手抜きポンチ
旋盤やフライス加工、そして火造り等によって製作された刃型に取っ手(持ち手)を組み付けた刃型。
取っ手を後付けしたものをアーチ式または矢倉式と言うのに対し、一体型で作ったものをベルトポンチ、一体型ポンチ等とお客様によって呼び名も様々。
受け板は柔らかいビニール板がお勧め。
シャーリング刃
機械系シャーリング機とは上刃と下刃がクリアランラス0で挟んで切る切断機。
業界でその呼び名も種類も様々だが、要はハサミの片側ずつを製作または研ぎ直しする。
刃材は工業系ではSK、SKD、SKH等に対応し、食品業界ではSUS440C等も多く手がける。
ウエルダー型
高周波ウエルダー機にワーク同士を溶着させる型。
金属は主に真鋳。
溶着面は平面とライン面(ピッチ指定)等の加工に対応。
弊社では抜き型とウエルダー型をセットで提案出来る為、精度が出やすく、アフターも対応しやすい。