株式会社オザワンの火造り職人のインタビューをご紹介致します。
写真奥:火造り歴30年の専務兼職人 小澤
写真手前:火造り歴3年の職人 中島
今回は弟子である中島に直撃インタビューしてみた!!
初めて火造りを見た時は?
びっくりしました。あんなに硬い鉄を自由自在に操るなんて・・・。
あぶって曲げて叩いて削って、全く想像出来ませんでしたし、こういう仕事があるんだな〜って思いましたね。
それと同時に古典的というか日本古来の伝統芸だなって思いましたね。
火造りの魅力とは?
やはり全ての工程が手作業で仕上がっていくのが魅力ですかね。
それだけ達成感や感動がありますよ。
これだけ自動化が進んでいる世の中で、こんなにアナログで、手作りで、手仕上げ、ってそうそうないですよね。
自分的には凄いことだと思います。
火造りのデメリットとは?
とにかく暑いです!!
夏場は特に応えますね。
クーラーなんてありませんし扇風機すらかえって暑い時もあります(笑)
その分、帰宅後のビールは最高ですけど!
後は火造りの需要が減ってきたことですね。
それとは逆に業界的な後継者問題というのもあるみたいですね。
ケガはないの?
たしかに最初のうちは軽い火傷くらいはないといったら嘘です。
ゴーグルして軍手2枚して耳栓してもやっぱりケガする時はしますね。
やっぱり注意力が落ちた時ですよ。
まぁでも火を扱う仕事ですから多少の傷は職人の証です。
(株)オザワンから得たものとは?
精神的にも技術的にもいろんなものを教わりました。
それから上司部下問わず、お互いの意見交換がしやすい環境なのがいいですね。
今後もいろんなことを得るものだけではなくて、与えていくことも大事なことだと思っています。
火造りから得たものとは?
火造りってそんなにごまかしきかないんですよ。
人間て壁にぶつかると、そこから逃げたり、面倒くさくなったり、妥協したりするじゃないですか。
火造りってその弱さが浮き彫りになって、もろ形に出ちゃうんですよ。
100%良し!!と思うまで妥協せずに丁寧に作り上げることが大切ですよね。
まさに心技体です。
将来この仕事を続けたい?
モチのロンです(笑)
まだまた修行の身ですけど、師匠に追いつけ追い越せで毎日精進していくつもりです。
それからこの火造りに問わず、若い人たちが日本独特の文化や技術を継承していかないといけないですよね。
自分はいい仕事に出会えたなって思っています。