今回は真空成形同時トリム型の裁断工程をお見せします。
まずワークをセットする下型をアルミで製作(彫刻)します。
アルミを選択する理由は刃先とのクリアランス、彫刻のしやすさ等を考慮しています。
よく見ると形状の周りに溝ができているのが分かりますか?
このスキマ溝にノコ刃が「グサッ!!」と入るわけです。
こうすることで刃に突き当てる受け板を必要としませんので、スムーズな生産をお約束するというわけです。
では芯材をセットします。
更に1枚のウレタンシートを載せて、下から吸引を掛けます。
成形すると同時に、上型のノコ刃がプレスをかけます。
写真見づらいですが、刃先先端はギザギザです。
もしこれが平刃だとグサッと入らず、表皮を引っ張ってしまい、切れる切れないの始末です。
三次元ノコ刃って良く考えられているんですね。
裁断後はこんな感じ。
よく切れてますね。
切り口がジョリジョリとしていて、あまり綺麗ではありませんが、巻き込んでしまうところなので問題ありません。
オザワンの40年の歴史が生んだ必殺トリム!!
いい仕事しますね〜。